ショートすぎて、もはやテクノカット。1

恋愛というものは

悲劇性が伴わないのならば

物語足りえないのでしょうか
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# by 60co | 2005-11-09 13:05 | ショート。

ライ麦畑でつかまえて

ライ麦畑でつかまえて
J.D.サリンジャー 野崎 孝 / 白水社
スコア選択: ★★★★

最初に断っておくけど、これは書評なんていうインチキなものじゃないんだ。今更、こんな歴史的名作とかって言われてる作品を書評なんてしたところで、僕の力じゃ、インチキよりもっとインチキで終わっちゃうんだからさ。だから、この文章を読んでサリンジャーを読んでくださいとか、読むべきだなんて説教垂れるつもりなんか、さらさら無いんだってことを知っておいてほしいんだ。ただ、僕は何をしたいかっていうとさ。芸能人のモノマネ大会みたいに、モノマネされてる人間のファンなら、どう考えても似てないと思うような、見た瞬間、チャンネルを100万回変えたくなるようなさ、そんなレベルの模倣をやりたいんだ。そうやって、最初っから言っときゃ、最後まで万が一にだよ。読んだなんて危篤な人に「時間を返せ」なんて夜な夜な脅迫電話がかかってくるなんて心配をすることもなくなるってもんだろ?ジョン・レノンみたいに、この本を抱えた人間に殺されるみたいなことになったら目も当てられないからね。でも、そういう人間も僕は嫌いじゃないんだぜ。世の中でキチガイって言われてる人間なんてのは、僕に言わせりゃ、意外と真っ当に物事を捉えてたりするんだよ。キモイとか言ってる人間なんてのは、そんなセリフ言う資格がある人間はほんと極僅かで、残ったほとんどの人間は反吐が出るくらいインチキな人間って相場が決まってるってもんさ。だいたい「微妙」なんて表現使うならだよ、そんな微妙なさ、つまり、微かに妙なぐらいな気持ちならさ、わざわざ口に出して言う必要は無いって僕は思うんだ。だから、そういう言葉を使っている人間が周りにダラダラ歩いていたりすると、僕は、ほんと、おしでつんぼの人間に憧れちまうんだ。本当だよ。おしでつんぼならさ、文字で会話すりゃいいんだからさ。いちいちイラツく必要も無いわけさ。だいいち、微妙なんて言葉使う人間にさ、紙とペンを渡してね、「微妙」って書かせようもんならさ、片仮名で「ビミョー」とか書いちまうんだぜ。それも顔文字付きでさ。感情表現を文字で書けない人間なんてのは僕から言わせりゃ、それこそ奴さんたちが言うところの「微妙」ってもんだぜ。ほんと、嫌んなちゃうよ。そんなこと書いてたらさ、飽きてきちゃったりするんだ。だって、昨日から僕は100時間以上ぶっとおしで文章を書いてるんだからさ、腱鞘炎で、これから半年は物書きできないってレベルなんだな。そんなんだからさ、次、読む本は三島由紀夫あたりを読んでみようと思うんだ。僕が残りの人生で読める本なんて、1日1ページぐらいしか読めない僕だからさ、どう多く見積もっても5冊が関の山なんだからさ、くだんない本なんて読んじまった日には、死んで地獄に落ちてしまったって、そのことを恨み続けるだろうよ。業火とか言う熱い熱いもんのなかに入ってさ、「熱い、熱い」なんて言ってしまうとするだろ?そうしたら、一緒に燃やされてる人間、みんな「熱い、熱い」って言ってるわけだよ。誰一人、「寒い」だの「痒い」だの言わないんだぜ。ずっと、キチガイみたいに「熱い、熱い」って熱唱してるんだぜ。ひょっとしたら輪唱みたいになっちまってるかもしれないよ。そんな貧しい表現力しか持ってないって自分で気づく日が来たら目も当てられないだろ。そんなくだんない本読んじゃったらさ、その本のことなんてほとんど憶えてないんだからさ、僕も「熱い、熱い」なんて言葉しか思い付かない訳だよ。それがさ、すんごい面白い本を読めたならさ、熱いなんてこと忘れて、主人公がその後、どうなったのか考えることができるかもしれないだろ。そうしたら「熱い、熱い」の輪唱中も、心此処にあらずというふうな具合になれるかもしれないんだ。それって悪くないだろ?
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# by 60co | 2005-11-01 09:38 | 読んでみた。

鋼鉄と死

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「ねえ」とキミは僕を見上げた

「あなたはいつから此処にいるの?」

随分、昔のことだったような、憶えているつもりの あの日々は

僕がいつのまにか積み上げた ユメのつぶて?

開いたままの手掌は キミを包み込めるほど器用じゃない

なのに キミは

「大きい」と頬を摺り寄せる

頬が錆で 赤く染まってしまうよ と 声を出す方法も忘れてしまった

どうしよう と オロオロと反復する思考だけが 僕であることの欠片

キミは 茂みの中から花を摘んでは 僕の腐食した足や 手に挿してゆく

その度に 僕を見上げて微笑んでは 何かを言付けてゆくのだけれど

僕は生まれたときから おしで つんぼだったような気がして

もう 太陽が西の方に落ちそうだよ と

いつのまにか 僕の足元で うとうとと眠りにつくキミが風邪を引いてしまうのではないかと

伝えたいという思いに駆られては ピクリとも動かない手足を恨む

しまいには 悠久の時を超えて 勇者が僕の呪縛を解くため 

今 最後の敵と死闘を演じていると 妄想が 真実にすりかえられて

蜘蛛の糸のような 儚い希望を信じる根拠が

キミなんだよと いつのまにやらループし始めた思考が

僕がキミに そっと毛布をかけるときが

キミのゆっくりとした寝息に耳を傾けながら 明日には来る と信じることにした


ねえ キミ 風邪を引くから 起きて おうちに帰りなよ

明日 キミが行きたがっていた ケモノ道の向こうに連れて行くからさ
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# by 60co | 2005-10-31 16:14 | 詩。