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夜王子と月の姫。by GOINGSTEADY

キミの

湿度の高い

息が 僕の眠りを そっと消していった

ベッドの シーツの波間に揺られながら

行方を亡くした 指と指が

キミの髪を撫でる

月明かりが キミの輪郭の陰影をなぞるから

天の川のほとりで 僕は待ってみることにした

そっと 吹かした 煙草の煙が

星々の間を縫う 雲となって

人々が ボイジャーに託したメッセージを

何億年後かの明日に 届けるのを
by 60co | 2005-07-31 16:41 | 詩。
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